ウルブスのテクニカルディレクターに就任したマット・ジャクソンがクラブ再建に向けて語る様子

ウルブスをつなぐ男マット・ジャクソン──沈むクラブを再設計するテクニカルディレクターの仕事

DEFINITION
テクニカルディレクターとは何をする役職か
テクニカルディレクターとは、監督・スカウト・アカデミー・女子部門など複数の現場部門をつなぎ、クラブ全体の技術戦略を統括するフロント職である。選手補強の方針策定から育成プログラムの設計まで、ピッチ上の勝負を支える「クラブの設計者」として機能する。

ウルブス新テクニカルディレクター、マット・ジャクソンという「クラブをつなぐ人」

プレミアリーグで苦しいスタートを切ったウォルバーハンプトン・ワンダラーズ(ウルブス)が、新たな舵取り役を任せたのは、現場もフロントも知り尽くしたひとりの元DFでした。

「テクニカルディレクター」へと昇格したマット・ジャクソン。

彼は、ただのフロント幹部ではありません。

ルートン・タウン、エバートン、ノリッジ、ウィガン、ワトフォードで17年間プロとしてプレーし、500試合以上の公式戦を戦ってきた元選手でありながら、引退後はスカウト、選手マーケティング、アカデミー改革、女子部門の整備、スイスの名門グラスホッパーのクラブプレジデントまで務めてきた「サッカー版・総合職」のような存在です。

ウルブスが、今まさにこのタイミングで彼をクラブの技術部門トップに据えた意味を、私たちはどう受け止めれば良いのでしょうか。

そして、低迷するチームにとって、この人事はどんな未来を描こうとしているのでしょうか。

プレーヤーから「クラブを動かす側」へ──異色のキャリア

ジャクソン自身が、自らのキャリアをこう振り返っています。

「I don't think there are too many who have played, had long careers on the pitch, and then done all of the roles off the pitch.」
「長く選手としてプレーした後に、ピッチ外のほとんどすべての役割を経験してきた人間は、そう多くはないと思う。」

多くの元選手が選ぶ道は「コーチ」や「監督」です。

しかしジャクソンは、あえて違う道を歩みました。

「Obviously, coaching tends to be a natural progression for players, but I've been the other way really. I've always been more stimulated by the business side of the game.」
「もちろん、選手からコーチになるのが普通の流れだけれど、僕は逆で、ずっとフットボールの“ビジネスサイド”の方に刺激を感じてきたんだ。」

18歳でプロ契約を結んで以来、一度もフットボール界から離れたことがない彼は、引退直後からIMG、代理人業、メディア、クラブ運営、スカウト、アカデミー運営と、サッカーの周辺にあるほぼすべての仕事を経験してきました。

選手としても、エバートンやウィガンで残留争いを戦い抜いた経験があります。

「残留争いを知るフロント幹部」という視点は、今のウルブスには特に心強いポイントかもしれません。

ウルブスとの縁:「出て、戻って、また前へ」

マット・ジャクソンにとって、ウルブスは今回が「2度目の挑戦」です。

1度目は2021年。

当時、イングランドで初の「Strategic Player Marketing Manager(戦略的選手マーケティングマネージャー)」という、少し聞き慣れない役職でクラブに加入しました。

その仕事は、主に選手のローンや放出を戦略的に管理し、選手キャリアとクラブの利益を両立させること。

ジャクソンはそこで、選手の「出口戦略」を整え、ローン部門をひとつの仕組みとして作り上げていきました。

「Out of that, we built the loan department up into what it is today… I'd like to think that the department has helped develop careers.」
「そこからローン部門を今の形まで築き上げたんだ。多くの選手のキャリア形成に貢献できたと自負しているよ。」

その後、グラスホッパー・チューリッヒのクラブプレジデントに就任。

スイスでの大きな挑戦を経て、2024年にウルブスへ復帰すると、プロフェッショナルフットボール開発責任者としてアカデミーと女子チームを統括。

夏以降は「選手リクルート&育成部門ディレクター」として、育成と補強の両面を手掛けていました。

つまり、今回のテクニカルディレクター昇格は、いきなり上から降ってきた人事ではありません。

長くクラブの中を歩き回り、「どの部署がどうつながっているか」を体感してきた人物が、一段高いところから全体を見渡す役職についた、とも言えます。

「グラスホッパーでの17日間」から学んだ、クラブ運営のリアル

スイスの名門、グラスホッパーのプレジデントとして過ごした日々は、ジャクソンにとっても相当な修羅場だったようです。

「I arrived on 1st July, and the season started 17 days later. We had no team, we had no scouts…」
「7月1日に着任した時、開幕まで17日しかなかったんだ。チームはなく、スカウトもいなかった。」

ゼロに近い状態からチームを組み立て、コストを抑えながらも選手を発掘し、クラブを安定させていく。

その過程では、動画だけでフリーの選手を見極めて獲得し、のちに売却益を生むまでに育てたケースもあったといいます。

「They've sold a couple of those players, made good money, controlled the cost base and had a really good workforce that was very, very motivated.」
「何人かの選手を売却してしっかり利益を出し、コストを抑え、すごくモチベーションの高いスタッフ集団を作ることができた。」

限られた予算の中で、戦力と将来の売却価値を両立させる「補強の妙」。

それは、FFP(ファイナンシャル・フェアプレー)の制限が厳しく、スター選手の引き抜きにも悩まされるウルブスにとって、まさに必要とされるスキルです。

苦境のウルブスと「補強」という永遠のテーマ

ウルブスは今季、開幕から低迷。

ロブ・エドワーズ新監督のもと、新たなサイクルに入りつつも、夏に主力選手を多く失い、補強した選手たちはまだプレミアリーグに適応の途中です。

ジャクソンはその現状を、あくまで冷静に、しかし正直に語ります。

「It's fairly apparent that we've sold really well but not necessarily invested in players that are as ready to go as those players that we've sold, and that's where we've struggled a little bit.」
「クラブが選手を『売る』ことには非常に成功してきたのは明らかだ。でも、その代わりに獲得した選手たちは、放出した選手と同じレベルで即戦力というわけではなかった。そこが、今の苦しさにつながっている。」

おそらく、サポーターが一番感じているモヤモヤを、はっきりと言葉にしています。

あなたは、自分が応援するクラブで「売るのは上手いが、補強は…」と感じたことはないでしょうか。

強豪ではないクラブほど、「選手を育てて高く売る」ことで財政を保たなくてはいけません。

しかし、そのたびに戦力が落ちてしまっては、ピッチ上の戦いに支障が出ます。

「We know who the best players are, it doesn't mean they're always achievable. So, you're looking into that second tier, and the best clubs are the ones that buy in that second tier.」
「誰が“最高の選手”なのかは分かっている。でも、いつも獲得できるわけではない。だからこそ、二番手の市場からうまく買ってこれるクラブこそが、真に優れたクラブなんだ。」

これは、プレミアリーグ中堅以下のクラブにとって、共通のテーマと言えるでしょう。

ウルブスがこれから、どれだけ「二段階目のマーケット」で成功できるのか。

その成否を握る立場に、ジャクソンはいます。

「学びながらプレーする」厳しさ──若いチームの苦悩

今季のウルブスを語るうえで外せないのが、「プレミアリーグを戦いながら、プレミアリーグを学ばないといけない」状況です。

「Learning to play in the Premier League, while you're playing in the Premier League, is really tough.」
「プレミアリーグを“戦いながら学ぶ”というのは、本当に厳しいことなんだ。」

これは、若い選手や新戦力を多く抱えるクラブが、どこも直面する現実です。

スピード、強度、判断の早さ、ミスの許されなさ。

プレミアの厳しさを、試合に出ながら同時に体験するということは、つまり「失敗もしながら学ぶ」ということでもあります。

当然、その代償は「勝ち点」という形で現れてしまう。

だからこそ、クラブとして「どう守り、どう支えるか」が問われます。

ジャクソンは強調します。

「We have to change it ourselves; no one changes it for you.」
「状況を変えられるのは、僕たち自身だけだ。他の誰かが変えてくれるわけじゃない。」

厳しい言葉ですが、同時に、責任を引き受ける覚悟の表れでもあります。

監督ロブ・エドワーズとの「チームづくり」──クラブ全体で戦うということ

ピッチ上では、ロブ・エドワーズが新たな戦いに挑みます。

一方で、ジャクソンはテクニカルディレクターとして、エドワーズを「支える側」に。

「The coaches should define how that first 11 looks… But the support processes in a modern football club are unbelievable.」
「先発11人をどうするか、それを決めるのは監督たちだ。でも、現代サッカークラブの“支える仕組み”は、本当に膨大なんだ。」

フィジカル、メディカル、データ分析、選手ケア、アカデミー、女子チーム、広報、人事。

彼が見ているのは、「クラブ全体」という巨大なシステムです。

ウルブスの「フットボール・リーダーシップ・チーム」には、エグゼクティブ・チェアマンのジェフ・シー、フットボールオペレーション&管理担当のマット・ワイルド、パフォーマンスディレクターのフィル・ヘイワード、PR&コミュニケーション責任者のマックス・フィッツジェラルドがいます。

この面々と共に、ジャクソンは「ロブ・エドワーズが戦いやすい環境」を整えようとしています。

読者のみなさんは、「監督がすべてを決めている」と感じがちではないでしょうか。

しかし実際には、選手獲得の候補を挙げるスカウト、財政面の制約を伝えるフロント、医療面からリスクを伝えるメディカルなど、多くの声が絡み合い、その中で監督が決断しています。

テクニカルディレクターの役割は、その「多くの声」をつなぎ、「一つの方向」にまとめること。

学校でのクラス運営、会社でのプロジェクト、部活動の組織作りにも、少し似ているかもしれません。

アカデミーと女子チーム──「見えない努力」がクラブをつくる

ジャクソンの特徴は、トップチームだけでなく、アカデミーと女子チームを「同じクラブの大切な一部」として見ていることです。

女子チームでは、ダン・マクナマラ監督(通称マッカ)の仕事を何度も称賛しています。

「Macca has done an unbelievable job in building the side.」
「マッカは、本当に素晴らしい仕事をしてチームを作り上げてくれた。」

彼女たちは今季、昇格争いの真っただ中にいます。

もし昇格すれば、WSL2(女子チャンピオンシップ)に上がり、「女子&女子アカデミー部門の責任者」ポストも新設される予定です。

一方でアカデミーは、成果と同時に「ジレンマ」も抱えています。

「We've lost four players… to big clubs this summer, and it's tough when the biggest clubs take your best talents every year.」
「今夏だけで4人の選手をビッグクラブに持っていかれた。毎年のように最高のタレントを抜かれるのは、本当に厳しい。」

しかし、それは同時に「ウルブスの育成が高く評価されている」という証拠でもあります。

「It does show that the coaching quality that we've got, and the programme we have in place, is producing football talent.」
「それでもなお、ここにあるコーチングの質と育成プログラムが、確かなフットボールタレントを生み出している証拠でもあるんだ。」

8歳からアカデミーに入り、地域の子どもたちを支え、保護者とも向き合いながら、長い年月をかけて選手を育てるスタッフたち。

「People work really, really hard and don't get the credit or the reward. But they love their jobs and just really want to help produce young players.」
「彼らは本当に一生懸命働いているけれど、ほとんど評価も報酬も得られない。でも、仕事を愛し、若い選手を育てることに喜びを見いだしているんだ。」

普段スポットライトを浴びない人たちの努力が、クラブの「土台」をつくります。

私たちがテレビで観る90分の試合の裏側には、数えきれないほどの「見えない仕事」がある。

そのことを、改めて考えさせられます。

クラブは誰のものか──「保管者」としての意識

ジャクソンの言葉の中で、特に印象的なのがこの一節です。

「We are the custodians in the short term, and we understand those responsibilities.」
「僕たちは“短い期間だけ、このクラブを預かる者(custodians)”なんだ。その責任の意味は、よく理解している。」

ウルブスは創設から100年以上の歴史を持つクラブです。

マット・ジャクソンも、ジェフ・シーも、ロブ・エドワーズも、やがてクラブを去る日がきます。

しかし、クラブ自体は、その先もずっと存続していく。

だからこそ、今この瞬間に働く人たちは、「未来のサポーター」「未来の選手」「未来のスタッフ」に、どんなクラブを渡せるのかが問われている。

読者のあなたにとって、応援するクラブは「誰のもの」でしょうか。

オーナーでしょうか。

監督でしょうか。

選手でしょうか。

あるいは、スタジアムに通い続けるサポーターでしょうか。

それぞれの答えがあってよいと思います。

ただ一つ言えるのは、「今、クラブを動かしている人たちは、いつか必ず“バトンを渡す側”になる」ということです。

「クラブは道を見つける」──苦しい今をどう乗り越えるか

プレミアリーグ最下位争いの真っ只中で、「未来の話」をするのは、もしかすると現実逃避に聞こえるかもしれません。

しかしジャクソンは、現状から目をそらさず、同時に希望も失っていません。

「We find out how resilient we are together. We have to have a discipline amongst us. So, we have to find a way to look after each other, but we stick together.」
「今こそ、僕たちがどれだけ粘り強くいられるかが試されている。互いを支え合い、そして“離れずにいること”が必要なんだ。」

「Clubs find a way, the best clubs find a way, and we want to be one of those best clubs that find a way.」
「クラブというものは、最後には必ず“道”を見つける。特に素晴らしいクラブは、必ずそうやって道を切り開いていく。僕たちも、そういうクラブのひとつになりたい。」

結果が出ないときこそ、「クラブをどう信じるか」が問われます。

サポーターは、フロントの決断を不安に思うこともあるでしょう。

しかし、その中で実際にプレーし、働き、決断している人たちは、「なんとか道を探そう」と必死に動いています。

その象徴の一人が、マット・ジャクソンという人物なのかもしれません。

あなたなら、どんな「クラブの未来」を選ぶか

ウルブスのようなクラブにとって、「今だけ強いチーム」を目指すのか、「5年後、10年後も戦えるクラブ」をつくるのか。

そのバランスをどう取るのかは、非常に難しい問いです。

アカデミーや女子チームへの投資、トップチームの残留争い、補強と売却、財政の健全性。

どこか一つだけを優先すると、他のどこかが苦しくなる。

その中で、「全体最適」を目指すのが、テクニカルディレクターという役割です。

あなたがもし、ウルブスのようなクラブの舵取りを任されたとしたら、どこに力を入れたいでしょうか。

トップチームの即戦力補強でしょうか。

アカデミーで地元の子どもたちを育てることしょうか。

女子チームのプロ化に向けた整備でしょうか。

あるいは、スタジアム体験を高めて、サポーターの満足度を上げることでしょうか。

ウルブスの今の姿は、「中長期的なクラブづくりとは何か」を一緒に考える、ひとつの教材のようにも見えます。

サッカーもクラブも、「困難の中で磨かれる」

マット・ジャクソンがテクニカルディレクターとしてどんな未来を描いていくのか。

ロブ・エドワーズ監督の下、ウルブスがプレミアリーグ残留争いをどう戦い抜くのか。

アカデミーから、どんな若い才能が羽ばたいていくのか。

女子チームは、WSL2への昇格を掴めるのか。

そのひとつひとつが、クラブの「物語」を紡いでいきます。

最後に、サッカーにもクラブ運営にも通じる、ある言葉を添えて終わりたいと思います。

「In the middle of difficulty lies opportunity.」
「困難のただ中にこそ、チャンスは宿っている。」

危機のときほど、クラブは強くなれる。

ウルブスのこの“難しい季節”が、将来振り返ったとき、「あのとき、クラブは変わった」と語られる瞬間になるのかもしれません。

COMPARISON / マット・ジャクソンのキャリア変遷と各フェーズの役割
フェーズ 役職・所属 主な実績・学び 評価
選手時代 エバートン・ウィガン他17年 500試合以上・残留争い経験 ◎ 現場感覚を習得
引退直後 IMG・代理人・メディア ビジネスサイドの多面的経験 ○ フロント基礎を構築
ウルブス1期 戦略的選手マーケティングMG ローン部門を仕組みとして整備 ◎ 組織設計に貢献
グラスホッパー期 クラブプレジデント 着任17日後開幕・限予算で売却益創出 ◎ 危機管理と補強力を獲得
ウルブス2期(現) テクニカルディレクター 全技術部門の統括・エドワーズ体制支援 △ 成果はこれから
◎=顕著な成果 ○=基礎形成 △=現在進行中・今後に期待
FOR COACHES / FOR COACHES
「クラブの設計者」という視点を育成現場に持ち込む
  1. 現場とフロントをつなぐ視点を持つ — テクニカルディレクターの役割を学び、スカウト・アカデミー・トップチームが一貫したビジョンで動く組織設計を理解する
  2. 残留争いの経験を指導に活かす — プレッシャー下での意思決定や選手マネジメントをジャクソンの経験から参考にし、困難な局面での指導哲学を整備する
  3. 選手の「出口戦略」を考える — 育成中の選手がローン・移籍・トップ昇格のどのルートで成長できるかを、コーチ段階から意識してキャリア設計に関与する
STORY TEE
この物語を、着る。
試合と選択の記憶を一着に刻んだ、NEWDIHのストーリーTシャツシリーズ。現在発売中。
STORY TEE を見る →
FOR PLAYERS & PARENTS / FOR PLAYERS & PARENTS
試合の裏で動く「クラブを支える仕事」を知る
  1. スタジアムの外にもサッカーの仕事がある — スカウト・アカデミースタッフ・データアナリストなど、試合で見えない人たちがいてこそチームが成立することを観戦時に意識する
  2. 「二番手市場」で輝く選手を探す目を養う — ジャクソンが語った「ベストクラブは二番手市場で賢く買う」という視点で、注目されていない選手の成長に注目してみる
  3. クラブは短期的な「預かり者」が動かしている — 今の監督・フロントはいつか去るが、クラブは続く。サポーターとして長期的な目線でクラブの方向性を評価する習慣を持つ
FAQ / よくある質問
Q. テクニカルディレクターとスポーティングディレクターの違いは何ですか?
A. 明確な区分はクラブによって異なりますが、テクニカルディレクターは育成・戦術・アカデミーなどサッカーの技術的側面全体を統括し、スポーティングディレクターは補強・移籍交渉・契約管理などスポーツ運営全般を担う傾向があります。ウルブスでのジャクソンの役割は育成・補強・女子部門を含む技術部門全体の統括です。
Q. マット・ジャクソンはグラスホッパーでどんな成果を出しましたか?
A. 2021年に着任した際、開幕まで17日しかない状態でチームもスカウトもゼロからの再建を強いられました。動画だけでフリー選手を見極めて獲得し、その後売却益を生み出すケースもあり、限られた予算でコストを抑えながらモチベーションの高いスタッフ集団を構築した実績があります。
Q. ウルブスが苦戦している原因は何とジャクソンは語っていますか?
A. ジャクソン自身が「売ることには成功してきたが、放出した選手と同じレベルで即戦力となる補強ができていなかった」と明言しています。プレミアリーグを戦いながら同時にプレミアリーグを学ばなければならない状況を「本当に厳しい」と表現しており、若い戦力のアダプテーションに時間がかかっていることを認めています。
Q. ウルブスのアカデミーが直面しているジレンマとはどのようなものですか?
A. 毎年ビッグクラブにトップタレントを引き抜かれることです。2024年夏だけで4人の有望選手を大手クラブに移籍させています。一方でジャクソンはこれを「育成プログラムの高い質の証拠」とも捉えており、タレントを輩出し続けることがクラブの評価を高めるという二面性を抱えています。
ALSO ON NEWDIH
クラブ経営の裏側を読む
監督だけがチームを動かすわけではない。フロント・アカデミー・スカウティングがどう連動するか、NEWDIHのコラムで探ってみてください。
コラム一覧を読む →
NEWDIH D mark logo
NEWDIH / Perspectives & Methods
블로그로 돌아가기
홈으로 돌아가기