2026年を変えるかもしれない10代のフットボーラーたち──世界各地で育つ「次のスター候補」
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2026年、世界を驚かせるかもしれない10代たち──「次のスター」を探す楽しみ

「すごい試合だったね」と語り合う時間も楽しいですが、サッカーにはもう一つの大きな楽しみがあります。 それは、「これから伸びていく若い才能を見つけること」です。
2006年以降生まれの選手たちの中から、ヨーロッパや南米、アフリカ、そして北欧の小さな街まで。 各地で静かに、しかし確かに成長している10代のフットボーラーたちがいます。 彼らの物語を知ると、ただの「有望株リスト」ではなく、「サッカーを通して人が育っていく物語」として見えてきます。
カリアリの静かな革命とジョセフ・リテタ(Cagliari/ザンビア)
イタリア・セリエAの中でも、「育成クラブ」としてじわじわ評価を上げているのがカリアリです。 ニコロ・バレッラを筆頭に、マルコ・サウやフランチェスコ・ピサーノなど、地味ながら長くセリエAで戦える選手を育ててきました。
その流れをさらに強めているのが、プリマヴェーラ(U19)からトップチーム監督に昇格したファビオ・ピサカーネです。 彼が信頼を置く一人が、2006年生まれ、ザンビア出身のボランチ、ジョセフ・リテタ。 2024年にアトレティコ・ルサカから加入し、プリマヴェーラでは「外せない存在」でした。
ピサカーネはこう語っています。
「Liteta è un ragazzo che ho visto crescere, avevo bisogno dall’inizio della sua calma e pulizia in mezzo al campo. Ha un grande futuro davanti.」
「リテタは、成長をずっと見てきた選手だ。 最初から、彼の“落ち着き”と“中盤のクリーンさ”が必要だった。 彼には大きな未来が待っている。」
身長は1m75と特別大きくはありません。 ですが、ゲームを読む力、ポジショニング、守備から攻撃への切り替えの冷静さがすでに「大人」です。 メディアーノ(アンカー)もメッザーラ(インサイドハーフ)もこなし、ザンビア代表としてアフリカ・ネイションズカップにもデビューしました。
走力というより「強度」と「思考」で戦うタイプの中盤の選手。 あなたがチームの監督だとして、17〜19歳の選手に何を一番求めるでしょうか。 スピード、フィジカル、それとも「ミスをしない判断力」でしょうか。 カリアリは、リテタにその「判断力」を見いだしたようです。
スポルティングCPの「新しい型」のMF、ジョアン・シモンイス(Sporting CP/ポルトガル)
ポルトガルのMFと聞くと、多くの人が思い浮かべるのは二つのタイプかもしれません。 小柄でテクニック抜群のゲームメーカーか、パワフルな守備的MFか。 この二分法を壊そうとしているのが、ジョアン・シモンイスです。
左利きでありながら、そのプレーは「縦志向」。 ボックス・トゥ・ボックス型のメッザーラとして、ドリブルで前進し、ペナルティエリアに飛び込み、シュートで終わる。 4-2-3-1の2ボランチの一角として、守備的MFヒュルマンドの横で自由に前へ出ていきます。
足の速さよりも、「ボールを運ぶ力」と「デュエルの強さ」で勝負するタイプ。 プレミアリーグのクラブが高額オファーを準備していると言われるのも納得のスタイルです。
メタルタルソ(中足骨)の骨折で半シーズンを棒に振るという挫折も経験しました。 それでも、落ち着いてトップチームへの道を歩き直しています。
怪我で成長が止まるかと思いきや、そこから一段レベルアップして戻ってくる選手もいます。 ジュニア年代や学生年代でサッカーをしている人にとっても、これは他人事ではありません。 失った時間に目を向けるのか、そこで得た経験に目を向けるのか。 シモンイスは後者を選んでいるように見えます。
パリを駆け抜けるスプリンター、イブラヒム・ムバイエ(PSG/セネガル)
セネガル対コンゴ戦、残り30分で投入された2008年生まれのイブラヒム・ムバイエは、ゴールこそなかったものの、スタジアムに「ざわめき」を生みました。
左でも右でもプレーできるウインガー。 低い重心、強力な太もも、そして「最初の数歩」の爆発力。
「sembrava andare a una velocità diversa da tutti gli altri.」
「彼だけ、他の選手とは違うスピードでプレーしているように見えた。」
トリックも使えますが、狙いは至ってシンプルです。 ボールを受けたら、できるだけ早くゴールに向かう。 1対1では、クンデのような一流DFさえ止めるのに苦労します。
PSGのルイス・エンリケ監督は、彼についてこう評価しています。
「sta giocando già a un livello molto molto alto.」
「彼はすでに、とても、とても高いレベルでプレーしている。」
そして、ムバイエはUEFAスーパーカップを最年少でプレーし、勝利した選手となりました。 かつてその記録を持っていたのは、ライアン・ギグスです。
PSGはここ数年、自前の「パリ生まれのスター」をなかなかトップチームで花開かせられずにいました。 それだけに、イル・ド・フランス育ちのムバイエのブレイクには、クラブもサポーターも特別な期待をかけています。
ムバイエは今後、PSGで出場機会を重ねるのか、それとも成長のために他クラブに武者修行に出るのか。 あなたなら、どちらを選ぶでしょうか。 「ビッグクラブのベンチ」か、「中堅クラブの主力」か。 若手にとって、キャリアの選択は技術以上に難しいテーマかもしれません。
ブンデスを切り裂くドリブラー、ヤン・ディオマンデ(RBライプツィヒ/コートジボワール)
2026年を待たずして、すでに数字から異彩を放っているのがヤン・ディオマンデです。
1月の時点で7ゴール4アシスト、16試合でこの数字を叩き出しながら、必ずしも毎試合スタメンではない。 それでも、今季ブンデスリーガで「もっとも抜けるウインガー」と呼ばれています。
片側だけでなく、両ウイングをこなせる選手ですが、特に右サイドでは圧巻です。
1試合平均3本のドリブル成功、成功率は58%。 相手陣内へボールを運ぶ「プログレッシブキャリー」はリーグ2位。 相手ペナルティエリアへのボール持ち込み回数ではリーグ3位。
数字の裏側にあるのは、「ボールを持った瞬間にゴールの匂いを感じさせる」怖さです。
RBライプツィヒは、アマド・ディアロなどアフリカ出身のウインガーを好むクラブとして知られていますが、ディオマンデはその流れを継ぎながら、さらに一段上の完成度に向かっています。
スペイン2部レガネスでわずか10試合の経験しかなかったにもかかわらず、ライプツィヒは2000万ユーロを投じました。 「数字にはまだ現れていない、伸びしろ」に投資した例と言えるでしょう。
あなたがスカウトなら、10試合しか見ていない18〜19歳の選手に、ここまでの金額を使えるでしょうか。 近年の移籍市場は、「早く見つけた者勝ち」という側面を強めています。
ウディネーゼの“ドイツ生まれのCB”、マッテオ・パルマ(Udinese/ドイツ)
イタリア・ウディネーゼは、これまで外国人の若手を発掘するイメージの強いクラブでした。 そんなクラブが、2008年生まれのセンターバック、マッテオ・パルマにトップデビューのチャンスを与えています。
身長は1m94。 しかし、ただ大きいだけではなく、機動力とフィジカルの強さがすでにセリエAレベルに達しています。 3バックの一角として、前に出て潰す守備を得意としながら、対人の駆け引きではまだ粗さも見えます。 ユベントスとのコッパ・イタリアでは、ユルディズ相手に対応の難しさを味わいました。
ウディネーゼは彼を、ヘルタ・ベルリンの下部組織から“連れてきた”形です。 将来的にDFオマル・ソレが移籍すると見られている中、今季は「学びの一年」。 ここでの経験が、来季以降のレギュラー定着につながる可能性があります。
パルマは、U15まではイタリア代表でしたが、その後は生まれ故郷のドイツ代表を選択しました。 二つの国の間で、自分のルーツとサッカー人生をどう選ぶか。 グローバル化した現代サッカーならではの悩みと言えるかもしれません。
ポーランドの“ドリブル中毒”ウインガー、オスカル・ピエトゥシェフスキ(Jagiellonia/ポーランド)
エクストラクラサ(ポーランド1部)のヤギェロニアから現れたのが、2008年生まれのオスカル・ピエトゥシェフスキです。
左ウイングとして右足を内側に切り込みながら、何度も何度もドリブルを仕掛けていきます。 U-21代表では4試合で4ゴールという結果を残し、「早熟の天才」とも言われています。
ただし、そのプレーには「若さ」もはっきり表れています。
・ボールを離すタイミングが遅い
・味方がフリーでも、自分で仕掛け続けてしまう
・背後からのプレッシャーにはまだ弱さもある
それでも、前を向いた瞬間の加速と方向転換は、止めるのが難しいレベルです。 「ヨーロッパにも、このタイプのウインガーはそう多くない」と言われるのも、誇張ではありません。
今のところは、「カットインしてシュート」の一辺倒に近い選手です。 果たして、ここからラストパスやポジショニングの幅を広げ、「ただのドリブラー」から「ゲームを決めるアタッカー」になれるのか。
ポルトをはじめ、いくつかのクラブがすでに関心を寄せており、2026年をポーランドで迎えるかどうかは微妙な情勢です。
モロッコが誇る“レジスタ型センターバック”、アブデルハミド・アイト・ブドゥラル(Rennes/モロッコ)
モロッコの才能というと、テクニカルなMFやウインガーを思い浮かべがちですが、アブデルハミド・アイト・ブドゥラルは少し違います。
身長1m90のセンターバック。 しかし、プレーはまるで中盤のプレーメーカーのようです。
・相手を足裏で“つまむ”ように前で奪う
・プレッシャーを受けながらドリブルでいなす
・ビルドアップでは、いつも「一番難しく、野心的なパス」を選ぶ
ロングボールでは足の甲でボールを切るように蹴り、相手のラインを一気に越える鋭い球を届けます。
「anticipa usando la suola」
「彼は足裏を使って、前でボールを奪い取るんだ。」
まだ経験値は高くなく、フィジカルも発展途上。 それでも、レンヌではすでにリーグ・アンでゴールとアシストを記録しつつ、アフリカ・ネイションズカップではモロッコ代表に招集されています。
同タイプと言われるレニー・ヨロが、マンチェスター・ユナイテッドに7000万ユーロで移籍した今。 アイト・ブドゥラルにも、ビッグクラブの視線が集まるのは時間の問題かもしれません。
センターバックに求めるものが、「守ること」だけではなくなっている現代フットボールにおいて。 あなたが好きなCBは、「壊す人」でしょうか、それとも「作る人」でしょうか。
ケルンの“止まらないコマ”、サイード・エル・マラ(Köln/ドイツ)
ブンデスリーガ公式が動画タイトルで問いかけました。
「Said El Mala: il talento europeo più eccitante?」
「サイード・エル・マラ:ヨーロッパでもっともワクワクさせる才能なのか?」
昨季はドイツ3部。 そこから一気に1部・ケルンの主力に躍り出て、15試合で6ゴール3アシスト。 左サイドから、何度も何度も相手DFの間をこじ開けていきます。
プレーぶりは、まるで「戦うコマ」のようです。
・一度加速したら減速しない
・両足を使って細かく方向転換
・ゴール前では、右でも左でも全力でシュート
ジェレミー・ドクのようなドリブラーと比較されますが、より縦志向が強く、「とにかくシュートで終わりたい」と身体全体で訴えてくるような選手です。
ドイツ人の母とレバノン人の父を持ち、兄もケルンのセカンドチームでプレー。 ブンデスリーガらしい、フィジカルとスピードに全振りしたようなウインガーでありながら、19歳にしてすでにトップレベルのインパクトを残しています。
もしあなたが対戦チームの右サイドバックだとしたら、エル・マラと90分マッチアップするのは、少し憂うつかもしれません。
ブラジルの“技術の化け物”、ガブリエル・メク(Grêmio/ブラジル)
ブラジル・グレミオで育つガブリエル・メクは、まだ「少年」と「プロ」の境目にいるような選手です。
身体つきはまだ細く、どこか頼りない。 それでも、ボールタッチは異次元。
・ファーストタッチの柔らかさ
・身体の回転とバランス感覚
・ドリブル中も顔を上げてパスコースを探せる視野
チェルシーはすでに2400万ユーロのオファーを出したと言われており、代理人はネイマールの父。 SNS上には、トレーニングでのリフティングやスキル動画がすでに「バズる素材」として出回っています。
ゴール後には、両手の人差し指を耳に当てて「批判は聞こえない」とでも言うようなパフォーマンスも見せています。
「Quando segna si porta gli indici alle orecchie, come se non volesse ascoltare le critiche.」
「彼はゴールを決めると、批判なんて聞こえないと言わんばかりに、両耳に人差し指を当てるんだ。」
ただし、U-17ワールドカップでは10番をつけながらも輝ききれず、「期待と現実」のギャップも経験しました。 スピードやフィジカルはまだ際立っておらず、将来的によりタフなリーグで通用するかどうかは未知数です。
それでも、「技術だけなら世界トップクラス」と評される才能は本物。 中盤のインサイドハーフとして、身体ができてきたとき、どのような選手になるのか。
あなたは、フィジカルよりもテクニックを信じたいタイプでしょうか。 あるいは、その逆でしょうか。 メクの未来は、その問いに対する一つの答えになるかもしれません。
北の果てトロムソから、アブバカル・セディ・キンテ(Tromsø/ガンビア)
ノルウェー北部、オーロラが見える街トロムソ。 かつてヨーロッパカップで「最も行きたくないアウェー」の一つとされたクラブが、近年再び力を取り戻しています。
その復活の中心にいる一人が、2006年生まれのセンターバック、アブバカル・セディ・キンテ。 クラブ史上最高額となる500万ユーロのオファーを断ったとも言われるほど、評価を高めています。
左利きのセンターバックとして、3バックの左でプレー。
・前に出てボールを奪う“攻撃的な守備”
・ラインを高く保つためのカバーリングスピード
・そして、何より「足元のうまさ」
1試合平均6回の対人勝利、0.5チャンスクリエイト、0.12のxA(期待アシスト)。 センターバックにもかかわらず、ドリブル成功数ではリーグトップクラスで、1試合1.9本のドリブルを成功させ、その成功率は83%に達します。
「È il miglior centrale del campionato per dribbling completati a partita.」
「彼は、ドリブル成功数でリーグ最高のセンターバックだ。」
ガンビア代表にもすでに招集される存在であり、アフリカ・ネイションズカップに出場していれば、世界中のスカウトの前でプレーしていたはずの選手です。
今はまだノルウェーの小さなクラブにいますが、その冷静さと自信は、18歳とは思えません。 「本当に安く獲りたいなら、今がラストチャンス」とすら言われています。
「未来のスター」をどう見守るか

ジョセフ・リテタのように、落ち着いた判断力で信頼をつかむ選手。 イブラヒム・ムバイエやサイード・エル・マラのように、スピードとドリブルで観客を沸かせる選手。 ガブリエル・メクのように、まだ細い体でとんでもない技術を見せる選手。
それぞれのクラブが、それぞれの方法で、未来のスター候補を育てています。
私たちはつい、「誰がメッシの後継者か」「次のエンバペは誰か」と答えを急ぎがちです。 ですが、若い選手のキャリアは、怪我や移籍、監督との相性など、数え切れない要素に左右されます。
もしかしたら、この中から本当に世界の頂点に立つ選手が出てくるかもしれません。 あるいは、「地味だけれど、10年以上トップレベルで戦い続けるプロ」になるかもしれません。
あなたは、どんな選手の成長を追いかけてみたいでしょうか。 スピードスター、ゲームメイカー、レジスタ型のセンターバック、それとも「まだ何者でもない」10代の少年たちでしょうか。
サッカーの面白さの一つは、「今の実力」だけでなく、「これから何になり得るか」を想像しながら観ることにあります。
最後に、未来の才能たちにぴったりの言葉を借りて、このコラムを締めくくりたいと思います。
「Il futuro appartiene a coloro che credono nella bellezza dei propri sogni.」
「未来は、自分の夢の美しさを信じる人のものだ。」
| 選手名 | クラブ/国籍 | ポジション・特徴 | 注目スタッツ・エピソード |
|---|---|---|---|
| ジョセフ・リテタ | カリアリ/ザンビア(2006年生まれ) | ボランチ・判断力と冷静さ | プリマヴェーラからトップデビュー、ザンビア代表AFCON出場 |
| ジョアン・シモンイス | スポルティングCP/ポルトガル | 左利きBOX-to-BOXメッザーラ | 中足骨骨折から復帰、プレミア勢が高額オファー検討 |
| イブラヒム・ムバイエ | PSG/セネガル(2008年生まれ) | ウインガー・爆発的スプリント | UEFAスーパーカップ最年少出場勝利(旧記録はライアン・ギグス) |
| ヤン・ディオマンデ | RBライプツィヒ/コートジボワール | 両ウイング・ドリブル突破 | 16試合7G4A、プログレッシブキャリーリーグ2位 |
| マッテオ・パルマ | ウディネーゼ/ドイツ(2008年生まれ) | 3バックCB・対人強度 | 194cm、ヘルタ下部組織からセリエAデビュー |
| オスカル・ピエトゥシェフスキ | ヤギェロニア/ポーランド(2008年生まれ) | 左ウイング・カットイン | U-21代表4試合4ゴール、ポルト等が関心 |
| アブデルハミド・アイト・ブドゥラル | レンヌ/モロッコ | レジスタ型CB・ビルドアップ | リーグ・アンでゴール+アシスト、モロッコ代表招集 |
| サイード・エル・マラ | ケルン/ドイツ | 左ウイング・縦突破 | 15試合6G3A、ドイツ3部から1部主力に躍進 |
| ガブリエル・メク | グレミオ/ブラジル | インサイドハーフ・技術特化 | チェルシーが2400万ユーロオファー、代理人はネイマールの父 |
| アブバカル・セディ・キンテ | トロムソ/ガンビア(2006年生まれ) | 左利き攻撃的CB | ドリブル成功率83%・1試合1.9本でリーグ最高のCB |
- 判断力を育成の中心に置きフィジカルは後からついてくると割り切る — カリアリのリテタは身長175cmと体格に恵まれないがゲームを読む力とポジショニングを指揮官から評価されトップデビューした。若年期から判断の質を鍛える方針が競争優位を生む。
- 怪我からの復帰プロセスも育成の一部として設計する — シモンイスは中足骨骨折で半シーズンを失いながら一段レベルアップして復帰した。リハビリ期間中のメンタルサポートと技術的な振り返りを提供し、単なる休養ではなく成長の機会にする。
- 10試合しかデータがない選手の伸びしろを見る眼を持つ — ライプツィヒはスペイン2部10試合のディオマンデに2000万ユーロを投じた。数字に現れる実力だけでなく動き方・体の使い方・態度に完成したときの姿を想像するスカウティング能力を磨く。
- ビッグクラブのベンチより出場機会がある環境を選ぶ勇気を持つ — ムバイエがPSGで出場機会を重ねるか他クラブへ武者修行するかという問いはジュニア世代でも直面する選択だ。強豪チームの補欠より中堅チームの主力を選んだ選手が大きく伸びるケースをこれらの選手たちが示唆している。
- フィジカルが完成する前でも技術は磨けると知る — グレミオのメクは細い体でも技術だけなら世界トップクラスと評される。身体が出来上がる前から技術・視野・判断力を磨いておくことが、フィジカルが育ったときに一気に開花する土台になる。
- 国籍や生まれた場所ではなく自分の選択と準備でキャリアが決まると知る — パルマはU15イタリア代表から生まれ故郷のドイツ代表を選んだ。キンテはガンビア代表として北欧の小クラブからキャリアを積む。どの環境でも真剣に取り組めばビッグクラブのスカウトは見つけてくれることを彼らは証明している。